津別高校の生徒らが津別町市街地の看板を考えるワークショップが18日、高校で開かれた。北海道大学の学生団体HALCC(ハルク)と連携して進める取り組みで、3回目の今回は一般町民らも参加し、既存の看板の採点を通じて新しい看板に求められる要素を探った。
新しい看板づくりは、佐藤多一町長の依頼を受けて開始。2024年9月以降、市街地を巡って看板を視察したほか、看板テーマの設定に取り組んできた。
18日のワークショップには生徒、3月に卒業した卒業生、ハルクの学生、一般町民ら約30人が参加。9月に撮影した公共施設の案内看板や店舗の看板の写真をもとに、見やすさ、インパクト、津別らしさなどグループごとに設定した5つの項目を採点した。
「見づらい、古過ぎる」など既存の看板には辛口の意見も
生徒らは「色が暗くて見づらい」「文字が小さくて読めない」「津別の人は分かるがそれ以外の人は分からない」「古過ぎる」などの辛口の意見が目立ち、50点満点中20点台の看板もあった。
デザイン完成後、佐藤町長に提示
生徒は今回のワークショップの結果をもとに、4月にデザインに着手。7月ごろ、佐藤町長に提示する。小野寺大和さん(2年)は「現在の看板はデザインなど良いところもありますが、古いものが多いと感じました。インパクトのある看板をデザインしたい」と今後の展開に意欲を示した。 (浩)