美幌町自治推進委員会が24日、役場庁舎で開かれた。委員10人が委嘱され、パブリックコメントの実施状況、委員会の今後の取り組みなどを確認した。
〝まちの憲法〟といわれる自治基本条例の運用を見守り、定期的な見直しなどを担う委員会。条例が施行された2011(平成23)年に設置され、今回が第7期になる。
24日は平野浩司町長が団体推薦と一般公募との委員に委嘱状を手渡した(写真)。「条例は町の最高規範。見直しや提言をいただけたら」とあいさつした。
任期は2年間。会長に美幌商工会議所青年部の田村英樹さん、副会長に一般公募の佐藤潤さんが選ばれ、田村会長は「美幌が少しでも良いまちになるよう貢献したい」と抱負を述べた。
議題では、町が23、24年度に行ったパブリックコメント(意見公募)の状況を報告。24年度に行ったみどりの村再整備基本計画案では27件、小中一貫教育推進ビジョン案には15件の意見があったと示された。
このほか、防災会議、国民保護協議会など審議会の公開状況なども報告された。委員会は今後、条例に基づく町の制度、条例の運用状況などについて審議し、26年10月をめどに提言書を提出する。(浩)