藤井聡太名人の師匠として知られる杉本昌隆棋士八段を迎えての指導対局が6日、北見芸術文化ホールで開かれた。北見のアマチュア棋士らが杉本氏に挑み、プロの手ほどきを受けた。
杉本氏は5日に開かれた北見西ロータリークラブ主催の特別講演の講師を務めた。翌日に開かれた指導対局は、日本将棋連盟北見支部の深田有一さんが中心となり開催。杉本氏は一度に6人を相手に対局。中学生からベテランまで11人が入れ替わりながら杉本氏に挑み、対局後は勝負のポイントなどについて解説やアドバイスを受けていた。
同支部の女性は「優しくほめていただき、大変貴重な時間を過ごせました。一生の宝物です」。昨年7月にアマチュア初段に合格した北見北中2年の男子生徒は「楽しみにしていた対局。よい勉強になりました」と話していた。 (柏)