北見市美里の上仁頃美里開拓資料館を管理・運営する上仁頃美里郷土研究会は4日、ゴールデンウィークの一般開放に向け、同資料館の清掃を行った。
同資料館は、閉校になった上仁頃小学校美里分校の旧校舎を利用して、1990年にオープン。明治、大正、昭和に使われた生活用品や農具など約1千点を展示している。また、地域の歴史などの調査研究を行っていた故・橋爪実さん収集の黒曜石(石刃など)の寄贈を受け、昨年新たに展示コーナーを設けた。
この日は、同研究会のメンバー15人が、床などの清掃や外壁の修復をはじめ、展示品の配置といった作業に汗を流した。
一般開放は5月3(土)、4、5日の午前9時~午後3時半。来場者にはハッカ糖が配布(数量限定)されるほか、クラシックカーの展示などを予定している。角則明会長は「研究会のモットーは先祖の苦労を子々孫々に伝えていくこと。たくさんの方に当時の暮らしを想像しながら見てもらえるとうれしいです」と多くの来場を呼びかけている。