
行政書士の川村一哉さん(54)は4月から、休止状態だった北見市留辺蘂の瑞穂簡易郵便局を引き継ぎ、同じ建物内に行政書士事務所を開設した。
川村さんは30年近く北見市役所職員として働いた後、独立。昨年3月、市内中心部に行政書士事務所を構えた。4月には、妻の勧めもあり興味を持っていたという簡易郵便局運営にも応募。約1年間の準備期間を経て開局を迎え、瑞穂に拠点を移した。
川村さんは市役所時代、農業委員会にも勤務。その経験を生かし、行政書士としては主に農地の転用申請や売買・賃貸申請を中心に各種行政手続きを手掛ける。拠点は瑞穂だが「ご連絡をいただければ、近隣市町でもこちらからお伺いしてご相談に応じます」と語る。
簡易郵便局の運営は「まだまだ不慣れで緊張しますが、地域の皆様のお役に立てるように頑張りたい」と新天地での再スタートに気を引き締めている。 (柏)