ジュニアユース男子は全国各地から99人がエントリー。初日に「小回りリズム変化」、2日目に「大回り」「小回り」の計3種目を行い、合計点で順位を競った。
斜度が緩く、スピードが出づらい難しい斜面での戦いになったが、芳賀くんは昨年の15位から躍進。「昨年はミスが多く、くやしかったので、今年は挽回しようと努力してきました。いつもの滑りができてうれしい」と雪辱に笑顔を見せた。
昨年の9位から順位を上げた長嶋くんは「初日に片足が浮くミスがあったが、10位以内に入れたので、2日目も前向きな気持ちで滑ることができました」と振り返った。
今季は2月に韓国で開かれたKSIAジュニアスキー技術選手権大会で、芳賀くんが優勝、長嶋くんが準優勝するなど活躍。「親しき仲で、良いライバル」と互いを認め合う。
今季について、芳賀くんは「ターンの大きさやキレが良くなったと思います」、長嶋くんは「いろいろな雪面への対応力が上がりました」と自らの成長を分析。ともに野球部員でもあり、野球の練習もあるが「来季に向けて夏の間も自転車などでトレーニングを積みたい」と口をそろえている。 (浩)