
美幌警察署は1日、北海道警察公式防犯アプリ「ほくとポリス」のインストール促進活動強化のため地域住民宅を訪問し、効果やインストールの方法などを直接説明した。
日々手口が巧妙になっていく特殊詐欺やSNS型ロマンス詐欺などの防止が目的。アプリには、「痴漢撃退防犯ブザー」「防犯マップ」「現在地送信」「パトロール」などの機能がある。声を出せない状況でも、スマホの画面に表示されたメッセージを見せて助けを求めることができるほか、自身の居場所を家族に伝える機能もあり、安全安心をサポートしてくれる。
この日説明を受けたのは美幌町緑ヶ丘自治会の尾形照利会長。美幌警察署上美幌駐在所の太田雄樹巡査部長の説明を受けながら、無事アプリのインストールを完了させた。尾形会長は「自治会では防犯パトロール隊を結成し、月に2回パトロールを行っています。隊員はもちろん、自治会内にもアプリを広めたい」と話した。
太田巡査部長は「ほくとポリスは、美幌町だけでなく道内の犯罪、不審者、特殊詐欺の情報がリアルタイムで分かります。それによって防犯意識が高まることを期待します」。同行した美幌警察署の村上僚地域・交通課長は「最近、海外からの自動音声ガイダンスによる不審な電話が増えています。心当たりのない番号からの着信には十分注意が必要です」と呼びかけた。 (知)
