
3月24日付で美幌警察署に着任した小林伸也署長(54)。「北海道らしい風景と人の温かさを感じています」と地域の印象を語り、交通事故や特殊詐欺防止に意欲を見せる。
出身は三重県四日市市。北海道大学卒業。大阪の企業に就職し神戸の寮に住んでいた1995年、阪神淡路大震災を経験した。「地元の警察官が、自身も被災者なのに一生懸命、市民のために働いている姿に感銘を受けました」と、警察官への転職を決めた。
広報担当が長く、2023年に札幌市すすきので起きた殺人など多くの事件を扱ってきた。着任後の訓示では署員に、前向きにチャレンジすること、助け合うことなどを求めた。
「美幌町は交通の要所。事故防止を一番に考えたい。特殊詐欺はさまざまな手口があり、道警の防犯アプリ『ほくとポリス』を広めるなど積極的に防止を呼びかけたい」と語る。
趣味はバイクと釣り。「機会があれば美幌峠や川に出掛けたい」と話している。 (知)