プロバスケットボールチームのレバンガ北海道に在籍する北見市出身の菊地広人選手(23)が17日、古巣の北見小泉・端野ミニバスケットボール少年団の選手達を指導した。
菊地選手は2023—24シーズンに同チームの特別指定選手となり24—25シーズンにプロ契約。現在、ガードとして活躍している。北見を離れていた高校時代から毎年、少年団の練習に顔を出しているという。
この日は菊地選手と釧路市出身の島谷怜選手(24)が、練習会場の端野小体育館を訪問。団員とOBの中学生合わせて60人ほどが参加した。菊地、島谷両選手は1対1で団員一人ひとりとマッチアップ。休みなしの連戦に「きつい」とこぼしながらも真剣勝負を繰り広げた。
ミニゲームでは子ども達に混じってプレー。ノールックパスやロングシュートなど、プロの技を随所に披露した。
菊地選手は「中学生や高学年、低学年の子も昨年からの成長を感じた。子ども達には何事にも一生懸命取り組む姿勢と楽しむ気持ちを忘れずに続けてほしい。一人でも多くの選手がさらに上のレベルを目指してくれるとうれしい」とエール。自分自身については「ヘッドコーチとチームメイトの信頼を勝ち取り、プレー時間を増やすとともにスタッツ(成績)を上げられるように頑張りたい」と話していた。
キャプテンの戸田琥大郎くん(東小6年)は「菊地選手は僕達の憧れの存在。一緒にプレーして、オフェンスもディフェンスもすべてがすごいと感じた。僕もプロを目指しているので、今日の経験を生かし、特にディフェンスを強化したいと思った」と目を輝かせていた。 (柏)