第64回春季北海道高校野球大会北見支部予選は18日、代表決定戦が行われ、北見北斗が網走南ケ丘に2—1で競り勝ち、11年ぶり16回目の代表になった。北見北斗は26日(月)から札幌円山球場で開かれる北海道大会に出場する。
試合は1回に1点ずつを取り合い、2回以降は北見北斗先発の北原龍選手(3年)、網走南ケ丘先発の宮崎桜輔選手(3年)、5回から登板した真壁快成選手(3年)が粘りの投球を見せた。
1—1のまま迎えた9回表、北見北斗は安打と犠打で1死2塁の好機をつくり、北原選手が右中間に決勝の適時2塁打。8回から救援した松岡翔汰選手(3年)=主将=が9回を無失点に抑えた。
網走南ケ丘は8回裏に2死満塁の好機をつくったが、あと1本が出なかった。
北見北斗の北原選手は9回の打席について「ほぼ真ん中の直球。コンパクトに振り、低く強い打球を心掛けました」と振り返った。ピンチでも笑顔でナインに声を掛ける姿が印象的な松岡主将は「野球を楽しみ、進塁打を大切にするなど個人でなくチームで戦う意識づくりに取り組んできました。ようやく全道という土俵に立てることがうれしい。笑顔を忘れず自信を持って戦います。ベスト4が目標」と話した。
北見北斗の鈴木收監督は「思うようにいかない試合展開。北原はこれまでの疲れがあったと思いますが、守備陣が頑張ってくれました」とたたえた。監督就任4年目で初の北海道大会。「全道で思い切り野球をするという目標をようやく果たせます」と喜びをかみしめた。
春季初の代表まであと一歩に迫った網走南ケ丘の草野彰吾監督は9回の失点について「申告敬遠という選択肢もあり、自分が時間を取るべきでした」と選手たちをかばった。準決勝では秋季大会代表の遠軽に勝利。「選手たちは自信を深めたと思います」と雪辱を誓った。 (浩)
【17日】
網走南ケ丘6—4遠軽
北見北斗6—0北見柏陽
【18日】
北見北斗
100000001 2
100000000 1
網走南ケ丘