
美幌町の地区たすけあいチーム活動推進協議会の研修会と総会が5月29日、しゃきっとプラザで開かれた。研修では美芳たすけあいチームの佐野耕治会長が結成からの現在までの活動を報告した(写真)。
たすけあいチームは主にお年寄りの見守りや除雪支援などを担う組織。自治会内に結成され、現在30チームが活動している。
佐野会長は、1993(平成5)年にチームを結成し、一時は支援者の高齢化や不足で活動を休止。民生委員らの声掛け、自治会の協力で2008年に活動再開にこぎつけた経緯を紹介した。
お年寄りの見守りでは、回覧板や広報紙を手渡しするようにしていることや、照明が点いたか、カーテンが開いたか、郵便物がたまっていないかなどを確認していると報告した。
7年前と比較して見守りなどの対象者は3分の1近くに減ったが、支援者の延べ人数は逆に増加。人数面ではより手厚い活動ができているとした。
支援者だった人が支援を受ける側になるケースもあるが、支援者は再開時の人数を維持。佐野会長は活動について「できる範囲でできる活動をすることが大切」と話した。
総会では、12月に自治会連合会福祉部会と合同で災害ボランティアフォーラムを開くことなどが決まった。 (浩)