「幸運を呼ぶガ」といわれるオオミズアオが5日、美幌町在住の川口義宏さん(72)宅の庭に飛んできた。成虫の寿命は1週間ほどといわれ、川口さんは「貴重な姿を見せてくれました」と見つめた。
チョウ目・ヤママユガ科。北海道から九州まで広く分布しているが、成虫は口が退化し、食べたり飲んだりしないため寿命が短く、姿を見られるだけでも幸運とされている。
川口さんは庭の片付けをしている時に、このエメラルドグリーンのガを発見。ツツジの花びらにしがみつくように止まっていた。「見たことがなかったので、最初はチョウかと思いました。寿命を考えると、貴重な瞬間に立ち会えたのかもしれませんと、風に揺られるオオミズアオを心配そうに見つめていた。 (浩)