道警北見方面本部生活安全課は、北見方面管内における5月末の「特殊詐欺等認知件数」(暫定値)を集計した。今年に入ってから特殊詐欺の発生が極めて多く、なかでも警察官をかたる「ニセ警察詐欺」がこの地方でも出現しており、注意を呼び掛けている。
同課によると、今年1月~5月の管内「特殊詐欺」の認知件数は13件で前年同期比9件の増加、被害額は約4600万円で同比約4200万円増加した。
発生13件のうち、オレオレ詐欺が7件(同比6件増)を占め、その被害額は約4300万円(同比約4100万円増)にのぼる。
一方「SNS型投資・ロマンス詐欺」は認知件数が5件で同比1件の減少、被害額は約2000万円で同比約4100万円の減少となっている。
全国的に問題になっている「ニセ警察詐欺」が管内でもみられる。
同課は「自動音声ガイダンスやショートメッセージでSNSに誘導して警察をかたり、『逮捕する』などと言って、捜査名目で金銭をだまし取る『ニセ警察詐欺』が多発しています。警察はSNSで連絡をしませんので注意してください」と呼び掛けている。 (寒)