北見市オンブズマンは、2024年度の活動状況報告書をまとめた。1年間に33件の相談が寄せられ、このうち3件について調査を行った。
市は弁護士と特定社会保険労務士各1人をオンブズマンとして委嘱。市政に関する苦情や不満などの相談を市民から受け付けており、必要に応じて調査や行政に対する勧告・意見表明を行っている。
昨年度は33件の相談のうち3件を苦情申立書として受理した。組織別では保健福祉部、都市建設部、学校教育部が各1件。苦情の内容は、生活保護受給者との交通事故トラブル、市営住宅の騒音、学校教諭による指導方法。調査の結果、いずれも(オンブズマンからの)「勧告・意見表明の必要はないと判断する」としている。
市オンブズマン室は2004年度に開設。これまでに543件の相談を受け付け、このうち113件を調査。勧告・意見表明を行ったのは08年度と14年度の計2件となっている。