北見市議会議会改革特別委員会は26日の定例市議会閉会後、前回に続き議員定数のあり方について審議した。多くの会派が現行26人の定数から0~2人減の間で決着させることに合意したが、大幅削減を求める一部の委員は納得せず、市民アンケートなどで市民の声を聞くべきと主張した。
前回の特別委では、意見の多い「現状維持~2人減」の間で審議を進めることを確認。今回は各会派ごとにとりまとめた内容を発表した。
それによると市民・連合クラブ(7人)と公明党(2人)が「1人減」。市政みらい(4人)、市民クラブ(2人)、北見を元気をにする会(1人)が「2人減」。次代(6人)が「現状維持または1人減」。日本共産党(2人)が「現状維持」。
一方、当初から大幅削減を求めていた志とかけはしは、持論を崩さず、北見市議会基本条例に基づき「市民の声を聞く必要がある」などと主張した。
委員からは「全会一致での決定が望ましい」との意見もあったが、議論は平行線をたどった。市民アンケートを含め、再度各会派で検討することとなり、加城博志委員長は「9月議会への提案に向けてあと1、2回の審議で決定したい」と呼び掛けた。 (柏)