
警察や保健所、保護観察所など関係行政機関と民間団体が出席し、オホーツク被害者等支援連絡協議会の今年度総会が3日、道警北見方面庁舎で開かれた。
会員相互の連携と協力により、犯罪被害者やその遺族のニーズにそった支援活動を推進することを目的に1997年に設立。総会には児童相談所や教育委員会、商工会議所など幅広い機関・団体の会員約35人が出席した。
冒頭、辻かず子副会長が「犯罪被害者は突然の事件に巻き込まれ、負担を余儀なくされている。ニーズに的確に応え、必要とする支援に取り組む役割を推進していかなければならない」と挨拶。特性を生かした自主活動を推進し、会員間で連携強化を図って途切れのない支援を行うことなど活動指針を決めた。被害者支援の現状について道警北見方面本部から報告があった。
総会終了後、前斜里町長の馬場隆氏による「知床遊覧船事故から学んだこと~御家族の想いを受け止めて」と題した講演が行われた。
役員改選が行われ、会長・副会長ら役員は再選された。 (寒)
▽会長=服部浩司北見商工会議所専務理事
▽副会長=阿部孝美北見児童相談所所長、辻かず子北見市女性保護の会会長
▽顧問=遠藤祐之道警北本参事官