
美幌高校の佐藤壱輝さん(未来農業科1年)と佐藤悠馬さん(同)が、7月に初開催される全国高校麻雀選手権大会に出場する。2人は「初代王者になり、副賞の全自動麻雀卓を手にしたい」などと張り切っている。
頭脳スポーツとして高校生らの麻雀の腕を競う大会で、全国194校308チーム(616人)がエントリーした。
予選では麻雀アプリを使って1人4半荘(ハンチャン)ずつ対局を行い、チーム合計8半荘の成績上位22チームが本選に進むことができる。本選はアプリ対局と、全自動麻雀卓を使った〝リアル対局〟合わせて16半荘を行い、上位4チームが決勝に臨む。
佐藤壱輝さんは中学生の時に麻雀を始めた。両親と妹との4人で卓を囲んだり、麻雀アプリで腕を磨いてきた。好きな役は自身のニックネームと略称が「いっつー」で同じの一気通貫。牌の打ち方は「どちらかというと守りを重視するタイプ」という。「第1回大会優勝者になりたいです」と目標を述べる。
佐藤悠馬さんは小学生の時に祖母の影響で麻雀に興味を抱き、中学生になって本格的に始めた。好きな役は純全帯ヤオ九、いわゆる「純チャン」。「高得点を狙っていくのが好き」。「大会に勝って、全自動麻雀卓を手にしたいです」と意気込む。
大会に向けては、アプリ対局で練習。「さまざまな打ち方をする人と対戦できるので、勉強になる」という。
2人は麻雀について「牌を入れ替えて高得点を目指すゲーム。運が大切ではありますが、知識も必要。大会を通じて麻雀が若い世代にもっと広まれば」と声をそろえた。 (浩)