
北見市上下水道局夏休み特別イベント「水のひみつを見に行こう!」が7日、広郷浄水場で開かれた。市内の小学4年生から6年生までの児童とその保護者、あわせて約30人が参加し、浄水場の見学やろ過装置づくり、北見市内4自治区の水道水飲み比べなどを楽しんだ。
広郷浄水場では常呂川の水を使用。市上下水道局の阿部智志さんが、取水口から取り込まれた川の水が、ろ過などの処理を経て、最後に塩素を加えて水道水になるまでの仕組みを詳しく説明した。
見学した施設内には「毒物監視用水槽」があり、金魚が飼育されている。阿部さんは「金魚が異常な行動をしたり、死んだ場合、人体に影響がある物質が、川の水に含まれていないか、直ちに調査します」と話した。
ろ過装置づくりでは、ペットボトルの下から3分の1ほどを切り取り、飲み口を下にして切った部分を底にはめてろ過器を作成。砂利や活性炭素、火山灰や貝がらなど8つの材料から、それぞれ自由に3~4つを選び、台所用の排水口ネットに入れて、ペットボトルに詰めた。そこへ、濁度約500度の泥水を入れ、ろ過後の水の濁度を測定。なかには、30度まで濁度が下がったろ過器もあった。
次に正解の「砂、活性炭素、砂利、小石」の順に材料を詰めて、再度ろ過。最初に濁度を30度まで下げた子どもは「一カ所だけ順番が違っていた」と話していた。
北見市内4自治区の水道水飲み比べでは、常呂と留辺蘂の水が人気だった。
子どもたちからは「ろ過装置づくりが楽しかった」「施設ではいろんな装置が見られて面白かった」などの感想が聞かれた。 (知)
