
北見市東相内町の丸茂哲也さん(86)の家庭菜園で、1カ所から3本なっているきゅうりが見つかった。工夫しながら野菜づくりを楽しむ丸茂さんだが「こんなのは初めて」と不思議がっている。
苗で買ってきた黒珊瑚という品種を7株、庭に植えた。庭にはほかにトマトやナス、豆類が植えられていて、収穫しては隣り近所に配り、喜ばれている。
支柱や棚を自作するなど器用で、今年の猛暑は水やりとブルーシートのオリジナル遮光材でしのぎ、きゅうりは味噌をつけたり、漬物にして味わっているそう。
そんな中で見つけた3本きゅうりは「なかなか収穫しづらい」という。戦中戦後の食料難の時代に育ち、母親から食べ物を大事にしなさいと言われて育った。「お盆なので仏壇に供えます」 (寒)