今年の被害額多く

2025-08-22 掲載

(北見市/社会)

北見署の永井さん講師に詐欺について学ぶ

北見自治連が防犯対策研修会

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 北見市北見自治会連合会の防犯対策研修会がこのほど、北見市東三輪のサンライフ北見で開かれた。北見警察署生活安全課の永井祐平さんが「特殊詐欺及び悪質商法の形態と対策について」と題して講演した。

 永井さんは、詐欺とは「人からお金をだまし取ること」で、特殊詐欺とは「人と会うことなく、電話、メール、手紙などによって信じ込ませてお金などをだまし取る詐欺」と説明。

道内は昨年上回るハイペース
「うまい儲け話はすべて詐欺」

 道内の昨年の特殊詐欺被害額は約7億6千万円。今年6月までの被害額は約5億2千万円とハイペースで「昨年の7億を超えるかもしれない」と危惧した。

 SNS型の詐欺は被害件数こそ少ないが1件あたりの被害額が大きく、昨年の道内の投資詐欺の被害総額は約19億3千万円、ロマンス詐欺の被害総額は約8億1千万円。今年5月末までの道内のSNS型投資詐欺の被害総額は約2億8千万円、SNS型ロマンス詐欺の被害総額は約4億7千万円にもなっているという。

 詐欺被害から身を守るには「それが詐欺だと気付くこと」で、「+81からの電話は国際電話で詐欺」「大前提として、うまい儲け話はすべて詐欺」などと話した。

 詐欺の入口として「インターネット」「メール」「SNSアプリ」「電話」「郵便」「友人からの話」があることを説明。パソコンサポート詐欺、ショッピング偽サイト詐欺、架空料金請求詐欺や警察官を騙る詐欺、還付金詐欺など、それぞれの詐欺と手口を詳しく紹介した。

 詐欺電話、あやしいと思われる電話がきたら「『#9110』に相談」。また、詐欺の流行の手口を知る方法のひとつとして北海道警察公式アプリ「ほくとポリス」の活用を呼びかけた。

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  • 詐欺

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