北見の水墨画グループ墨真会の第3回シン水墨画展「温故知新」が北見市内のコミュニティプラザパラボ3階市民ギャラリーで開かれている。伝統的な手法をベースに新しい表現を追求する会員11人の力作が展示されている。28日まで。
会場には、山水や竹林といった水墨画の古典的なテーマだけでなく、実際の風景や身近な動植物、人物などさまざまな題材に挑戦した56点を展示。筆致や墨の濃淡、大胆な構図など巧みな表現で見る人の感動を誘っている。
このほか、「第8回日美展」一般の部で準大賞を受賞した安斉俊さんの「到来」など会員達の上位入賞作3点も並べられ、それぞれに物語を感じさせる深い味わいを放っている。
松井憲一会長は「個性を伸ばしながら新しい水墨画に挑戦している。白黒の作品から色を感じてもらえれば」と話している。
水墨画体験コーナーも開設
開期中は体験コーナーを設け、広く水墨画の魅力を発信している。 (理)