
2025全日本卓球選手権マスターズの部の予選を兼ねた北海道大会で北見市の鈴木まゆみさん(60)が女子ローシックスティ(60~64歳)の部で準優勝、藤田佳彦さん(同)が男子ローシックスティ(同)の部で3位に入り、ともに初めての全国切符を獲得した。
2人は北見の卓球サークル、K-ウイングに所属。鈴木さんは20年来、藤田さんの奥さん・晴美さんとダブルスを組む仲。家族ぐるみで卓球を楽しむとともに、互いに高め合ってようやく全国挑戦権をつかみ取った。
鈴木さんは市内の中学・高校で卓球部に所属し、社会人になってからも続けた。全道大会はこれまでベスト8が2回あるだけ。今回は「あきらめかけた時に晴美さんから励まされ、背中を押されて決勝まで行けた」そう。
家族ぐるみで高め合い
藤田さんも中学・高校と部活で卓球に打ち込み、社会人になってからの全道大会はベスト8止まりだった。シェイクハンドの攻撃タイプ。特徴ある〝しゃがみこみサーブ〟を武器に初の大舞台に挑むが「全国はそんなに簡単に勝てないと思う」。
2人は「雰囲気にのまれないよう楽しんで来たい」と練習に打ち込んでいる。 (寒)
