秋に花を咲かすイヌサフランが、津別町本岐で咲いていた。あまりのかわいさに、思わずカメラを向ける。
園芸用に植えられることが多く、公園や庭先で見かける花。インターネットで調べると、有毒植物なので注意が必要とのこと。
春には葉だけが出て、それが「ギョウジャニンニク」に似ていることから、道内では誤食し食中毒になった事例が複数あるという。ギョウジャニンニクと見分けるには「葉の匂い」。ギョウジャニンニクには特有のニンニク臭があるが、イヌサフランにはない。
有毒成分である「コルヒチン」は、葉や球根、花など全草に含まれており、誤って口にすると、嘔吐や下痢などを引き起こす。重篤な場合は死に至ることも。触れる時も手袋をするなど、素手では触らない方が安全だ。
イヌサフラン「綺麗な花には毒がある」ということは、しっかり覚えておこう。 (知)