冬期間の業務量確保など管内、道外企業が情報交換

2025-10-09 掲載

(北見市/社会)

北見でビジネスマッチングイベント

Win-Winの関係目指し人材派遣・受け入れを

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 建設業、林業などの事業者同士による、冬期間の業務量確保や雇用の継続に向けた「ビジネスマッチングイベント」が3日、北見市内の北ガス市民ホールで開かれた。管内企業と首都圏などの道外企業が情報を交換し、人材派遣と受け入れについて商談した。

 在籍出向や業務請負契約を目的に、北見地域季節労働者通年雇用促進協議会が主催。

 寒冷地の企業は冬期間、業務量が減少し人件費(固定費)の持ち出しが増える。一方、慢性的な人手不足に悩む道外企業はその場しのぎの人材確保ではなく、信頼関係を築いた上での安定的な雇用の確保を求めている。

 今回は首都圏の建設業協会に加盟する7社について、同協議会が現地に足を運び、業務実態を把握した上で対象に選んだ。来北参加した横浜建設業協会に所属する企業の社長は「本州では2~3月が一番の繁忙期。こちらには手に職を持っている人が多いので助かる」と話し、熱心に売り込んでいた。

 北見市内から参加した建設会社の社長は「仕事が春に本格稼働するまで1~5月の派遣を考えている。初対面なので先方の会社の雰囲気や社長さんらの人柄を重視して面談した」と語り、手応えを感じ取っていた。 (寒)

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