
北海道栄養士会オホーツク支部主催の「野菜でつくるおやつコンテスト」の最終審査が4日、北ガス市民ホール(北見市民会館)で行われた。審査の結果、最優秀賞にあたる栄養士会賞には、北見の清水巧子(くみこ)さんが考案した「玉ねぎクッキー」が選ばれた。
同支部は、地域住民の栄養改善と地産地消の推進を目的に料理コンテストを開いている。2回目の今年は1日の野菜摂取量350㌘に対して不足分の野菜をおやつで手軽に補えればと、70㌘以上の野菜を使ったおやつレシピを募集した。
コンテストには19点の応募があり、書類審査を通過した9組がおやつを調理し、同支部顧問の後藤田倫子さんや協賛の企業や団体職員が、味や見た目のインパクト、作りやすさなどを基準に審査した。
「玉ねぎクッキー」を考案した清水さんは、訓子府町のNPO法人きらきら本舗が運営する軽食喫茶「たんぽぽ」に勤務しており「利用者さんと一緒に作れる簡単なおやつを」と考えたそう。地元野菜を代表する玉ねぎを主役に、その風味とスパイスが効いたおつまみ系クッキーに仕上げた点などが評価された。
後藤田さんは総評で「皆さんの調理する姿からそれぞれの工夫やアイデアが伝わってきました。手作りおやつは大きくなっても記憶に残る。工夫やアレンジを楽しみ、家族においしいものを作り続けてほしい」と話した。
最終審査に残った9品は同支部のInstagramでレシピを公開する。(理)
