北見市教委は、北見市立小中学校の再編・統廃合を議論する「学校適正規模・適正配置検討委員会」の検討経過の一部を市のホームページで公開した。市内を6つのエリアに分け、学校区の見直しや義務教育学校の設置など各エリアごとの主な検討内容を報告している。
学識経験者や市P連、校長会などで構成する同検討委は今年5月に発足し、これまでに非公開で5回の会議を開き議論を重ねている。今後は素案の策定、議会報告やパブリックコメントを経て年度内の計画策定を目指す。
公表された資料によると、市内を①端野②常呂③留辺蘂④温根湯⑤相内⑥北見市街地の6エリアに区分けし、それぞれ学校区の見直しや義務教育学校の設置など計画の方向性が示されている。
それによると端野エリアは「現状維持もしくは義務教育学校設置」、常呂エリアは「小学校の統廃合もしくは義務教育学校設置」、留辺蘂エリアは「現状維持もしくは義務教育学校設置」、温根湯エリアは「現状維持」、相内エリアは「現状維持もしくは義務教育学校の設置」、北見市街地エリアは「小学校1学年2学級、中学校1学年3学級を目指した学校区の見直し」という内容。
市教委は「学校や地域の実情を踏まえ、原則、複式学級の解消を目指すなど児童生徒により良い教育環境となるよう慎重に議論を進めている」としている。 (柏)