
NPO法人北見文化連盟による第58回北見文化賞・北見文化奨励賞の受賞者が決定した。北見文化賞には田丸誠さん(77)、文化奨励賞には小川力さん(53)と須貝真幸恵さん(45)が選ばれた。
田丸さんは、北見市市史編さんの仕事に長年従事。2018年には「新北見市史」に北見関連の原稿を執筆し、市の広報誌「広報きたみ」では14年から10年間、通算113号にわたり「北見の歴史あれこれ」を連載した。また、北見ブックレット「伊藤房次郎は井上伝蔵」の執筆や北見の歴史入門講座の講師を務めるなど、北見の歴史を掘り起こし、伝える活動に尽力してきた。
幼少のころから歌うことが好きだったという小川さんは、学生時代に友人に女装を勧められ、女装コンテストで優勝したことをきっかけに、1997年から市内のライブスポットで定期的にライブ活動を実施。2006年からはソロでのライブ、リサイタルを開催。ファルセットを使い、低音から高音まで幅広い音域の歌声を披露。ジャンルを選ばない高い歌唱力と舞台パフォーマンスで、多くのファンを魅了している。
須貝さんは4歳から日本民謡を習いはじめ、幼少期から各種大会で優勝するなど活躍。学業などにより一度は離れていたが、2014年から再開し、17年の全道民謡決勝大会全国民謡の部での優勝を皮切りに、日本民謡協会民謡民舞全国大会「成年の部」優勝(経済産業大臣賞)や郷土民謡協会民謡民舞全国大会「ヤングの部」優勝など、全国、全道で数多くの優勝・名人位を獲得している。19年からは「北見民謡会 響」を設立。会主として子どもから大人までを指導し、会員も各種大会などで活躍している。
なお、授賞式は、11月3日(月)午後6時から、北ガス市民ホール(北見市民会館)で開かれる。

