NPO法人北見文化連盟の第58回北見文化賞授賞式及び祝賀会がこのほど、北ガス市民ホール(北見市民会館)で開かれた。北見文化賞を受賞した田丸誠さん(77、郷土史)、北見文化奨励賞のおがわちからさん(53、音楽・舞台)、須貝真幸恵さん(45、民謡)に表彰状が贈られた。
授賞式で本見研介理事長は「文化は社会の基盤であり、人々の心を豊かにする源です。みなさまの作品や活動は私達の文化をさらに発展させ次世代へとつないでいく上で、かけがえのない財産となります」とあいさつ。
受賞者を代表し田丸さんは「文化活動は多くの人の協力、支えなしには成立しません。栄誉ある賞を受賞した私達3人は、現状に甘えることなく、さらなる高みをめざして進みたいと思います」と喜びを語った。
祝賀会では、それぞれの関係者が見守る中、須貝さんは北見市民謡協会と会主を務める北見民謡会「響」のメンバーとともに民謡を披露。おがわさんは、バンドの演奏に合わせて会場を回るなどしながら歌い、アンコールも飛び出すなど会場を盛り上げた。田丸さんは「北見の歴史あれこれ」の未発表のレポートから「バナナの話」を朗読。それぞれの分野で卓越した功績のある3人の発表に、出席者は大きな拍手を贈った。 (菊)



