
旧留辺蘂町を舞台にした映画「無法者」の上映会が19日、北見市留辺蘂町中央公民館で開かれた。約300人が鑑賞し、林業のまちを舞台にした活劇を堪能した。
主催は留辺蘂林業の歴史文化継承会(辻本裕哉代表)。この映画の原作は、旧留辺蘂町で幼少期を過ごした作家、中山正男の作品。同じく中山原作の「馬喰一代」「続・馬喰一代」とともに昭和20年代に撮影された。温根湯森林鉄道の現場が登場するなど「留辺蘂林業の歴史を知る第1級の資料」(主催者)としている。
ロビーには中山正男の略歴や森林鉄道の現況図、オホーツク林業関係史なども展示された(写真左)。
映画は臨場感あふれる乗馬シーンやトロッコを使ったスリリングな場面もあり、来場者は懐かしさを感じながら物語の世界に引き込まれていた。 (柏)
