2年連続「わがまち発信賞」

2025-10-27 掲載

(北見市/教育)

高校生チャレンジグルメコンテスト

 北見緑陵高校2年生4人が考えた白花豆の和菓子「味香(みこう)団子」が、第13回高校生チャレンジグルメコンテスト(実行委主催)で「わがまち発信賞」を2年連続で受賞した。地元の生産者や菓子職人など、地域と連携しながら学びを深めた成果が評価された。

北見緑陵高2年生の4人が考案
白花豆つかった「味香団子」

「雪月花」の4人。写真左から浦山さん、中野さん、山中さん、稲垣さん。 == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
「雪月花」の4人。写真左から浦山さん、中野さん、山中さん、稲垣さん。

 コンテストは地元食材を生かして地域と協力しながらオリジナル商品を開発し、その成果を発表するもの。今年は全道18校53チームの応募があり、10月に札幌で開かれた本審査には10校10チームが出場、審査員の前で活動成果を報告した。

地域と連携の成果

 同校は来年3月に閉校する留辺蘂高校の特色ある教育活動を引き継いでおり、家庭科「フードデザイン」の授業で留辺蘂特産の白花豆について学習。地域から講師を招いて栽培法を学んだり、食材を生かしたレシピを考えて同コンテストに参加している。

 受賞したのは同授業を選択する山中芽依さん、中野葉菜さん、稲垣瑠奈さん、浦山優奈さんの4人でつくるチーム「雪月花」。昨年同校からコンテストに出場した先輩達が洋菓子を作ったことから和菓子に挑戦した。

 白花豆の白あんをのせた「味香団子」は、あんの中に訓子府名物の「すずらん味噌」を加え、白花豆特有の優しい甘みの中に、ほんのり塩味が広がる深い味わいに仕上げた。団子にはしっかり焼き目を付け、上にのせたあんが落ちないようにするなど工夫した。

 レシピを考える際には、市内の老舗菓子店「羽前屋」取締役の土井福生さんが、菓子職人ならではの技術やアイデアを惜しみなく伝授してくれたそうで「土井さんがいなければここまで形にすることができませんでした」と感謝するメンバー達。

 リーダーの山中さんは「他校の発表が素晴らしく、その中で受賞できたことに驚いています。私達の学習を通じて多くの人に白花豆の魅力が広がっていくとうれしい」と話している。 (理)

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