セルフケアで活力UPを

2025-10-30 掲載

(北見市/社会)

理学療法士・相坂 悠亮さん紹介
自宅でできる簡単エクササイズ

「理学療法士が伝える〝今から始める〟女性のための活力UP!セルフケア実践セミナー」北見市ダイバーシティ推進室人権共生課主催の女性活躍推進セミナーが、端野町公民館で開催されました。講師は、市内の病院やプライベート整体サロンで活躍する理学療法士・相坂悠亮さん。自宅で簡単にできるエクササイズを紹介し、参加者に活力アップの方法を伝えました。そのセミナーの様子をお届けします。
 あなたも今日からセルフケアを始めてみませんか? (知)

がんばる女性に届けたい くらし・たのし

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 「最近、猫背になってきた」「なぜか右の肩だけがこる」そんな不調、なんとなく気になっていませんか?もしかすると、体のバランスに原因があるのかもしれません。

 講師の相坂さんは「体を支える土台は足の裏。まずは足の裏のバランスを整えることが大事。バランス良く立っていると、体は自然に伸びる」と言います。

 まずは、自分の体重が足のどの部分にかかっているかを感じることから始めましょう。「内側に体重がかかっているならば、外側に体重をかける練習をするとバランスが整っていく。これを一日何度か行うことで、意識することがクセになり、自然と意識が変わっていく」と相坂さん。

足の裏のバランスが大切

 では、早速エクササイズをやってみましょう。

【足の裏を使う練習1】

 ①素足で立ち、足の裏に意識を向ける
 ②足を床に付けたまま、片方の足の指をすべてを上に上げる。
 ③指を上げたまま、親指だけを床に付け、再度上げる。これを数回繰り返す
 ④次に小指だけを床につけ、同様に繰り返す。
 ⑤反対側の足も同じように行う
 ⑥左右のやりやすさ・やりにくさを確認し、やりにくい方は重点的に練習する。

【足の裏を使う練習2】

 ①座って行います。足指と手で握手。小指から順番に奥までしっかりと握る
 ②握った状態で前足部を内側と外側にひねる。反対の手は足首を抑えるとやりやすい
 ③足首を抑えたまま、今度はかかとを握ってゆっくりと大きく左右に回す
 ④足の親指と人差し指をつかみ、親指を上、人差し指を下にして3秒キープ。逆も3秒。人差し指と中指も同様に行い、順に小指まで繰り返す
 ⑤足指の間の水かきをつまんで上下にゆする。
 ⑥反対の足も同じように行う

【片足立ちバランス】

 ①片方の足で立って20秒
 ②反対側の足でも20秒
 ③ぐらつきや手でバランスを取ったか、どちらの足がやりにくかったかを確認し、やりにくかった方を練習する。

【呼吸を整える】

 相坂さんは「呼吸を整えることは、内蔵の血流をよくし、自律神経の安定にもつながる。まずは息を吐いてから吸うことが大切」と説明。

 ①楽な呼吸を行い、自分の体で空気が入りやすい部分と苦手な部分を感じる(お腹、胸、背中、横腹)
 ②苦手な部分に手を当てて、ゆっくりと呼吸する。例:お腹で呼吸するのが苦手なら、手をお腹に置いて腹式呼吸を練習
 ③肋骨のきわ(ハの字部分)に触れながら「5秒で息を吸う→10秒で息を吐く」これを3セット繰り返す。

意識して呼吸整えて

 参加者は「今まで足の指など意識することがなかったので、いい機会になりました。体がポカポカしてきて、自分でケアすることが大事だと感じました」と感想を述べた。

 相坂さんは「いろんな情報があふれている中、自分の体の声をしっかりと聞き、自分に合ったセルフケアが大事です。みなさんが一生懸命やってくださり、自分も楽しかったしとても嬉しかった」と笑顔で語った。

 寒くなる季節、自宅で簡単にできる足裏エクササイズと呼吸法で、日々の活力UPを目指してみては。

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