
不登校の生徒らの学びの場となっている北見夜間中学で24日、ミニコンサートが開かれ、北見北斗高校吹奏楽局が出演した。
数学、英語といった教科のほか音楽やときには外部講師による講演も取り入れられている。中学生にとっては文化活動や社会生活にふれる機会になっている。
同中学の会場となっている北見市総合福祉会館の〝教室〟には中学生をはじめ、シニア世代の学び直し学生ら約40人が来場。クラリネット、サクソフォーンなど3~8人編成の楽器別5つのアンサンブルで登場し、アニメやゲームのテーマ曲を演奏して楽しませた。
中学生は「難しい練習はどうやっているのですか」と質問。局員は「難しいときも楽しみながら練習しています」などと答えていた。白根和佳局長は「心に届く演奏を心がけています。吹奏楽をはじめ皆さんが興味を持ったことに一歩足を運んでもらえたらうれしいです」と中学生にメッセージを送った。 (寒)
