美幌町議会臨時会が11月28日に開かれた。公共施設の使用料、手数料を引き上げる条例改正案18件について8件を原案通り、6件を一部内容を修正して可決。4件は否決した。
使用料、手数料の条例改正案は、町が9月の定例会で提案。提案は2019年10月以来約6年ぶりで、閉会後、使用料等審査特別委員会が審議していた。博物館観覧料、みらい農業センター市民農園使用料、移住体験住宅使用料などの引き上げは原案通り可決した。
修正可決した6件のうち、峠の湯びほろは、町民以外の入浴料を町民より100円高い700円とする提案に対し「町外者が大勢訪れ、交流人口及び関係人口の増加促進が期待できる」などとしてこの部分を削除した。
否決した4件は、しゃきっとプラザ、集会室、農作業準備休憩施設、町地域用水広報館の使用料。しゃきっとプラザについては「町民の健康づくりに大いに貢献している」、他の3施設は「利用の減少や稼働率低下が見込まれ、指定管理者の自治会の運営に影響を及ぼす恐れがある」とした。
このほか、議員報酬を引き上げる条例改正案を原案通り可決。引き上げは5%で、議員は月額24万9千円、議長は月額33万6千円になる。2026年4月から施行される。 (浩)