力強く施策・事業進めるための予算要求を

2025-12-10 掲載

(美幌町/社会)

美幌・平野町長が予算編成方針伝達

 美幌町の平野浩司町長はこのほど、2026年度の予算編成方針を職員に伝達した。厳しい財政見通しの中で、スクラップ&ビルドなどを進めつつ、力強く施策・事業を行うための予算要求を求めた。

 編成の基本方針では、一般財源の予算要求額の上限を前年度より5%減額する「マイナスシーリング」を実施するとし、物価高騰の影響で維持管理経費の増加が見込まれることから、効果が低い事業の廃止・縮小などスクラップ&ビルドの徹底を指示。国や道の動向を注視し、的確な情報収集とスピード感のある課題整理に努めるよう伝えた。

 重点課題としてふるさと寄附金の増収、みどりの村の27年度リニューアルオープンに向けた準備、次期埋立処分場や広域焼却処理施設整備などごみ処理体制の充実、小中一環教育の推進など41事項を挙げた。

 結びでは、人口減で地域の社会経済や人材確保が厳しくなると予想し、公共施設の再編や老朽化に伴う整備、高齢化に伴う社会保障関連費、物価高騰対策の必要経費の増加で極めて厳しい財政見通しだとし「大胆な発想と創意工夫、行政資源を最大限に活用する取り組みが必要。美幌の活力を高め、次代につなげるまちづくりの実現に向け、施策・事業を力強く展開するための予算要求を」と求めた。 (浩)

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