
北見市内の絵手紙サークル「れら」がこのほど、来年の干支(えと)「馬」をかたどった張り子の絵付けを楽しんだ。朱色や金色など新年らしい色合いのほか、桃色や水色に塗った作品もあり、個性豊かに仕上がった。
同サークルは、日本絵手紙協会公認講師の山本幸子さんが指導する4団体の一つ。各団体が来年に思いを馳せながら制作している。
れらでは、メンバー6人が手のひらサイズの張り子に、水彩絵の具で好みの地色を塗り、轡(くつわ)や鞍(くら)などを描き込んだ。多少の失敗も味わいとし、和やかな雰囲気で手を動かした。
最年長メンバーの東地恵美子さんは、乙女心を表現したピンク色に塗り、金色のペンで体に梅模様をあしらい、華やかな張り子に仕上げた。来年の目標は「卒寿でも、ゆっくりがん馬(ば)る年に」と穏やかな笑顔で語った。 (理)