
北見市の高齢者大学、北見ことぶき大学の「第44回大学祭」が24日、北ガス市民ホール(北見市民会館)で開催された。6学年105人が参加し、工夫をこらした歌やダンス、演劇などを披露した。
49期生(院生1年)は、昭和の人気番組「8時だよ全員集合」を再現。ドリフターズを思わせる法被に、鼻とヒゲが付いたおもちゃの眼鏡をかけて登場し、曲に合わせて歌うと、会場から大きな手拍子が湧き上がった。
番組の人気コーナー「ヒゲダンス」では、観客をステージに上げ、風船を付けた帽子をかぶらせ、それを出演者が吹き矢で割るという演目で盛り上げた。
出演した木村文高さんは「練習では上手くいかなかったのに、本番では大盛り上がりで上手くいきました。みんな本番に強いですね」と振り返った。
今年が最後の出演となる48期生(院生2年)は「ことぶき万国博覧会」と題して、さまざまな国のダンスや演劇を披露した。
コサックダンスの場面では、司会者が「椅子に座っているように見えるかもしれませんが、それは目の錯覚です」と説明。登場したダンサー3人は椅子に座りながら、コサックダンスのように足を高く上げて踊った。
水戸黄門を演じた48期生の酒井直昭さんは、最後に「6年間最後の発表になります。仲間に恵まれた楽しい6年間でした。25名を代表して、関係者みなさんに感謝を申し上げます」とあいさつした。
50期生(4年)は「王様の祝宴―ご生誕93歳慶賀―」と題し、実際に93歳を迎えた川原崎敏夫さん扮する王様を祝う歌やダンスを披露した。
用意された約100席の一般席はほとんど埋まり、会場は熱気に包まれていた。
会場前では、書道クラブ、絵手紙クラブ、ペン習字クラブの作品が展示された。 (知)
