
置戸町の「そば処いなだ屋」の西島勝司社長と、町内の手打ちそば愛好会「無口の手八丁」(福手一久会長)の会員合わせて9人が17日、町養護老人ホーム常楽園を訪れ、お年寄りの前でそば打ちを実演。できたてのそばを振る舞った。
石臼で挽いたそば粉を15㌔用意。こね鉢や大きなのし板、長さの異なる麺棒などの道具も持ち込んだ。この日を心待ちにしていたお年寄り約40人が陣取り、粉を素早くこね、丁寧に伸ばし、細く切って仕上げる様子を食い入るように見つめた。
隣接する特別養護老人ホーム緑清園の入所者と職員分も合わせて150人前の打ち立て、ゆで立てそばを昼食に提供。口々に「おいしい」と食が進んだようで、中には「お代わりがほしい」と元気なお年寄りもいた。 (寒)
