網走
商店街の魅力、高校生パワーで
桂陽高生がシャッターアート
網走桂陽高校の3年生グループが、地元商店街アプト・フォーにある店舗シャッターに網走を象徴する能取岬の灯台などを描いた。
3年生グループの9人が制作。授業「総合探求授業」の一環として、地元商店街の活性化を目的に今年7月から準備を進め、学校が休みの土・日曜を中心に集まり、筆を運んだ。
シャッターアートのデザインなどを担った向瑞希さんは「このシャッターアートを見た人が『商店街にまた来よう』と思ってくれたら嬉しいです」と話していた。 (大)
網走
いじめ問題、第三者委の報告書を公表
網走市教委は5月、2023(令和5)年に市内A中学校で起きた3件のいじめ事案についての第三者委員会による調査報告書「概要版」を、市のHPを通じて公表した。
「概要版」によると、3件の事案はいじめと認定。3事案に共通する学校の対応の問題として、①いじめ認知から重大事態発生を疑うまでの初期対応②いじめ発生・認知に関する網走市教委への報告遅延・不履行③家庭との連携不足―などとした。
また、教育員会の課題として、①学校への指導・監督体制の強化②事態発生時の情報収集・判断の迅速化③警察との連携―などと指摘した。
美幌・津別・大空
屈斜路カルデラトレイル開通記念式
藻琴山(標高千㍍)と美幌峠(同525㍍)、津別峠(同947㍍)をつなぐ全長25㌔の自然歩道「屈斜路カルデラトレイル(KCT)」の開通記念式が6月、美幌峠で行われた。
KCTは美幌地区三町広域観光協議会が中心になり、約8年をかけてルートを開削するなどして整備。2024年10月に開通したが、翌11月に冬季閉鎖に入ったこともあり、シーズンを通じて開通する25年のオープンに合わせてセレモニーが行われた。
記念式は美幌峠交通安全祈願祭を兼ねて行われ、関係者約100人が出席。協議会の宮田博行美幌観光物産協会会長が「雄大な自然を体感してもらいたい。新たな体験の場が生まれ、多くの方が訪れることを期待しています」と述べた。
津別峠に通じる「南ルート」の入り口前で宮田会長、平野浩司美幌町長らがテープカット。さっそく美幌峠を出発するハイカーの姿が見られた。
KCTは12月現在、冬季閉鎖中。開通は藻琴山の山開きなどが行われる26年6月頃になる。 (浩)

