
置戸ジュニアバスケットボールクラブ女子チームが中学生の全道バスケットボール大会に初出場し、みごとベスト8初入賞を果たした。ミニバス少年団結成から6年目で全道8強の快挙。うれしい報告を受け22日、置戸町スポーツ協会(嘉藤均会長)から表彰された(写真)。
2019年に置戸ミニバス少年団が結成された当時に、小学生だった初代メンバー達が中学3年生になって、一つの結果を残した。
とにかくバスケットボールが好きで、同好会として活動していた子ども達に「本気でやるならば」と同年、少年団に格上げ。結成当初からチームを率いる藤吉勇太コーチは、出れば負けの弱小チームで「まず1勝」を合い言葉に基礎から創り上げてきたと語る。
今回、北見地区大会で準優勝し、釧路、帯広勢との道東大会に進出。ここでも準優勝し、全道出場を決めた。
第6回全国U15バスケットボール選手権大会北海道予選会は11月2、3日、釧路市で開かれ、置戸は初戦、73―48で函館のチームに快勝。続く札幌のクラブチームには45―69で敗れたが、主将の篠原日彩(ひいろ)さん(置戸中3年)は「最後は負けちゃったけれど、全力を出し切り、納得のいく試合ができた」と振り返る。
「初めての全道大会で不安もあったけれど、みんながいるから大丈夫、と互いに支えあい、いい試合ができた」と選手達。3年生3人はこれで引退で、後は1、2年生7人が新たな伝統を引き継ぐ。「後輩達はすごく力がある。もっと上をめざしてほしい」とエールを送る。 (寒)