
八段位はあるが誰も就いておらず実質、七段が最高位。全国から選りすぐりの32人が出場した。鈴木さんは出産、子育てをへて一昨年、自身13年ぶりとなるこの全国大会で8強入りを果たしている。
小清水町出身。小学3年生から剣道を始め、中学2年生の時に全道大会で団体優勝を遂げた。東海大学付属第四高校(現・東海大学付属札幌高校)体育コースに進学し、全道大会で2度の団体優勝に貢献。日本体育大学武道学科では団体メンバーとして全日本女子選手権などで活躍した。
2003年、北海道警察官を拝命。剣道特別訓練員となり全日本女子選手権に9回出場したほか、全国警察剣道選手権大会女子の部で準優勝の実績を誇る。同本部係長をつとめ新人警察官らが身につける剣道を指導している。
トーナメントをてっぺんまで勝ち上がるには1日で5試合をこなさなければならない。「前回、久しぶりの全国大会で3試合目の準々決勝ではもう足にきていた」そう。この1年は筋トレや走り込みで基礎体力をつけてきた。
1㍍50㌢そこそこの小柄ながら、すべて得意のメンで勝ち上がり、延長にもつれこんだ決勝もメンで決めた。個人戦では初の全国優勝。負けた相手に敬意を払う立ち振る舞いで、正しい剣道に努めた。
警察道場で稽古相手をしてくれる剣道仲間をはじめ職場の理解、自身の鍛錬と指導に通う北見地方剣道連盟の関係者に「いい報告ができるのがうれしい。やってきて良かった」とホッとしている。 (寒)