
北見市留辺蘂町栄町に、加納はり・きゅう治療院を開く加納薫さん(73)が北海道社会貢献賞を受賞した。30年以上にわたり地域の健康増進に携わり、業界の発展に尽くした取り組みが高く評価された。「たいへん光栄です」と話している。
はり師、きゅう師の資格を1992年に取得。同95年に治療院を開業した。一貫して「治すのをお手伝いする」という方針の下、あくまで患者自身の治癒力に寄り添い、病院と連携し無理のない診療に努めてきた。神経痛、リウマチ、腰痛といった痛みを持つ患者にクチコミで伝わり、70~80歳代を中心に100歳を超す女性も通院する。
内助の功にも感謝
「妻の支えがあってこそ」
20~30歳代の若い女性が肩こり、男性がぎっくり腰で訪れることも多い。最近では予防医療のために受診する人や美容のために、はり・きゅうをする人も増え、看護師資格を持つ夫人のサポートが役立っているという。受賞に際し「一人ではもらえなかった。妻の支えがあったから」と感謝する。
鍼灸師らでつくる北海道鍼灸マッサージ柔整協同組合管内支部の前・支部長を務め現・相談役。日本赤十字社北海道支部大会の席上、優良医療職員として道内の5人が表彰され、加納さんが受賞者を代表し「今後とも鍼灸を通じて地域医療に貢献する」と謝辞を述べた。
患者さんの「調子が良くなった」という声を励みに続けてきたと加納さん。受賞を受け「まだ続けていく張り合いになります」と夫婦で語っている。 (寒)