北光南会館 存続計画開始

2026-03-20 掲載

(北見市/社会)

財政健全化、北見市が7高齢者福祉会館を今年度で廃止

 北見市の財政健全化計画アクションプランにより市内7つの高齢者福祉会館が今年度で廃止される。対象施設を利用する老人クラブは、会館が無償貸与される来年3月31日までの経過措置期間中に、活動を継続するか、解散かの決断が迫られる。北光南老人クラブ(佐々木増男会長)は、廃止が決まった北光南高齢者福祉会館の建物を存続、活動を継続させたいと、地域の北光光栄町内会と協力し「会館存続プロジェクト」をスタート。同会館を地域の交流施設として運営していこうと動き出した。

北光南老人クラブが北光光栄町内会と協力し
地域交流施設として…自主運営へ取り組む

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 市内44(今年度で3クラブが解散)の老人クラブは、住民センターと高齢者福祉会館を活動場所にしている。そのうち、アクションプランにより今年度中に7つの高齢者福祉会館が廃止、住民センターと併設(隣接)する同福祉会館7施設が住民センターに機能を移管することになった。

 廃止になる北光南高齢者福祉会館で活動する北光南クラブは、現在46人が所属。会員が集まってのマージャンなどの活動のほか、地域の幼稚園との交流、隣接する福祉施設の農園の運営にと取り組んできた。このほか同会館は、光栄町内会ら近隣2つの町内会の集会場所として利用されているほか、近くの北光八幡神社の例大祭の時には着替えや休憩所としても使用されている。

 同会館の代替施設として住民センターの利用があるが、大きな橋を超えた先。「自動車もなく、杖をついて歩いている高齢者にとってはとても大変なこと。一人暮らしの会員も多く、家から出なくなってしまう恐れもある」(同クラブ役員)。

 来年度は市からの会館管理委託料などが無くなることから、会員や地域に理解を求めながら会費の値上げや、地域の企業に寄付を募るなど、費用をまかなう方法を探りながら自主運営に向けて1年間取り組んでいく考え。

 会館が市の施設ではなく自主運営になれば、サークル活動や展示会、セミナーをはじめ、コロナ禍で中止になったままの夏まつりの復活や災害時の緊急避難場所など、地域交流施設として幅広く自由に利用することが可能になる。同役員は「老人クラブや町内会の会員だけでなく、学校の長期休みに合わせて子ども食堂のように使うなど、子どもから大人まで、年齢に関係なく誰でもが利用できるような交流施設になれば」と期待する。

 同町内会の会長で同クラブの事務局も務める高橋哲也さんは「お年寄りの『行くところがない』という声も聞きます。自分達でできることをして、地道に声かけをしながら理解を求めていきたい。地域の思いを伝えて、会館を残していけるようにしたい」と話している。 (菊)

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