子ども達に認知症について知ってもらいたいと、北見市留辺蘂の北見さかえ保育園でこのほど、認知症をテーマにした絵本の読み聞かせや貼り絵の制作が行われた。
認知症になっても安心して暮らせるまちづくりをめざし、北見市高齢者相談支援センターなどが認知症の普及啓発事業として初めて実施した。
留辺蘂図書館で活動する読み聞かせの会「あのね」のメンバーが、認知症を題材にした絵本2冊を読み聞かせ。年長、年中の園児11人は真剣な表情で物語に耳を傾け、認知症についての理解を深めた。
制作活動では、同図書館で9月に行うアルツハイマー月間の展示に向け、園児達は色紙を使って似顔絵を描いた花の飾りと、認知症サポートキャラバンキャラクターのロバ隊長の塗り絵にも挑戦。地域ボランティア7人のサポートを受けながら、展示で使用するポスターに貼り付けた。
8月には温根湯保育園でも同様の活動を行う予定。