認知症について正しく理解し、優しい対応ができる子どもを地域に増やそうと、北見北光小学校で4日、認知症キッズサポーター養成講座が行われた。6年生81人が講座を通じ、地域を支える一員として自分にできることは何かを考えた。
市南部地区地域包括支援センター職員を講師に、初めて授業に養成講座を取り入れた。
寸劇やグループワークで6年生が対応法学ぶ
はじめにスライドで認知症の具体的な症状や、接し方として「おどろかせない」「急がせない」「心を傷つけない」の『3つのない』を意識することを学んだ。
続いて寸劇でご飯を食べたことを忘れたおじいちゃんへの声かけの仕方などが分かりやすく紹介された。
グループワークでは児童達が「自分達にできること」を紙に書き出し「責めないで共感してあげる」「一緒に遊んであげる」など、優しい言葉が並んだ。
講師を務めた同センターでは「今日誕生したキッズサポーターを通じ、さらに地域全体に認知症への優しい理解が広がれば」と期待を寄せていた。(理)