北見卓球スクールに所属する野口碧斗くん(北見高栄中3年)は、22日から高知県で開かれる全国中学校卓球大会に挑む。さきごろ渡島管内八雲町で行われた北海道中学校卓球大会・男子シングルスで5位に入り、出場権を獲得した。
野口くんは全日本卓球選手権大会に2年連続で出場するなど道内の有望選手として活躍。卓球部に所属しておらず学校単位の中体連大会は出場機会がなかったが、今年度から民間のクラブや団体も参加が認められ、初めて中体連の大会に参戦した。
野口くんはドライブを得意とする攻撃的な卓球スタイル。「練習が好き」と語るように、卓球漬けの毎日を過ごしている。
男子シングルスには128人が出場。野口くんは順当にトーナメントを駆け上がり、準々決勝に進出。強敵の旭川の選手に激戦の末敗れたが、10人の全国出場枠に入った。対戦した旭川の選手がそのまま優勝し、野口くんは対戦成績により5位に入賞した。
好成績にも「優勝を目指していただけに、悔しさの方が大きい」と野口くん。全国の大舞台へ向け「ベストエイト入りを狙いたい。今の自分にできることを全部出しきりたい」と静かな闘志を燃やしている。(柏)