訓子府町の男性(86)の油彩画作品展が、北見市美芳町の絵のあるカフェ「シンチャオ!」で開かれている。100号の大作を含めた風景や静物5点を展示している。30日まで。水・木曜日定休。
男性は小学生から絵を描き、高校で油彩画を始めた。オホーツク美術協会の創立会員。
100号の作品は、自宅前の電線や大木の枝に雪が載っている様子に注目して描いた「雪の朝」。昨年孫に連れて行ってもらい、初めて実際に見た青い池の水の青色にこだわり、さらに山の青さで遠近感を出したという「十勝岳と青い池」の2点。また、何度も訪れ、看板や道路の質感を表現した「北見五条通り日赤のみえる風景」(30号)など、意欲作が並ぶ。
男性は「写実的にそのまま描くのではなく、写実の中で物の質感を表現していきたい」と話している。(菊)