網走・流氷館の2階レストラン 12月中には開業の見通し

2023-10-13 掲載

(網走市/社会)

補助金の交付決定ずれ込み

 今年1月にリニューアルオープンした、網走市の「天都山展望台・オホーツク流氷館」2階のカフェ・レストランスペースに新規出店する料理店のオープン時期は、今年12月になりそうだ。市は当初、「9月中にはオープンする見通し」としていたが、「補助金の交付決定がずれ込んだため」としている。

工事スタート、個室を新設

施設2階にあるカフェ・レストラン(市のHPより) == 株式会社伝書鳩|経済の伝書鳩|北見・網走・オホーツクのフリーペーパー ==
施設2階にあるカフェ・レストラン(市のHPより)

 同館2階にあるカフェ・レストラン(約156平方㍍)は、3年ほど〝空き店舗〟状態だった。施設のリニューアルを機に新たな出店者が決まり、市はさらなる集客に期待を寄せる。

 市によると、新たな出店者は網走商工会議所を窓口に、経済産業省に開業に関する補助金を申請。今年4月上旬に採択され、その後の書類審査などを経ての正式決定後の「9月中にはオープンする見通し」(市)としていた。

 しかし、9月中のオープンは実現できず、先日の網走市議会・決算審査特別委員会ではオープン時期などに関する質問が寄せられた。

 本紙取材に対し、市観光課はオープンが当初見込みより遅れている理由について「経産省の補助金交付決定がずれ込んだため」とし、「12月中にはオープンする見通し」とした。

 オープンに向けた店内の改修工事はすでに始まったという。リニューアルでは、現状にはない「個室を設けると聞いている」(市の担当者)。店名や詳細メニューについて、現時点で市側は把握していない。

 レストランの営業時間は当面、同施設のオープン時間(夏季8時半~18時半、冬季11時~16時半)に合わせる。しかし、「将来は施設が閉館したあとの夜間営業も可能としている」(同課)。

 施設閉館後の夜間営業となった場合は、正面玄関とは別に施設に出入りできるエレベータを利用してもらうことを想定している。(大)

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