同館2階にあるカフェ・レストラン(約156平方㍍)は、3年ほど〝空き店舗〟状態だった。施設のリニューアルを機に新たな出店者が決まり、市はさらなる集客に期待を寄せる。
市によると、新たな出店者は網走商工会議所を窓口に、経済産業省に開業に関する補助金を申請。今年4月上旬に採択され、その後の書類審査などを経ての正式決定後の「9月中にはオープンする見通し」(市)としていた。
しかし、9月中のオープンは実現できず、先日の網走市議会・決算審査特別委員会ではオープン時期などに関する質問が寄せられた。
本紙取材に対し、市観光課はオープンが当初見込みより遅れている理由について「経産省の補助金交付決定がずれ込んだため」とし、「12月中にはオープンする見通し」とした。
オープンに向けた店内の改修工事はすでに始まったという。リニューアルでは、現状にはない「個室を設けると聞いている」(市の担当者)。店名や詳細メニューについて、現時点で市側は把握していない。
レストランの営業時間は当面、同施設のオープン時間(夏季8時半~18時半、冬季11時~16時半)に合わせる。しかし、「将来は施設が閉館したあとの夜間営業も可能としている」(同課)。
施設閉館後の夜間営業となった場合は、正面玄関とは別に施設に出入りできるエレベータを利用してもらうことを想定している。(大)