防災・防火対策研修会

2023-11-10 掲載

(北見市/社会)

北見地区消防組合消防本部の上ヶ島さん講話

北見市北見自治会連合会

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 北見市北見自治会連合会の防災・防火対策研修会がこのほど、北見市東三輪のサンライフ北見で開かれた。北見地区消防組合消防本部予防課長の上ヶ島慎さんが「地域ぐるみで考えよう!住宅防火対策」と題して講話した。

 2022年の北見地区の火災件数は45件で、前年より21件減少したことを報告。主な火災の原因は洗濯機、掃除機や発電機、配線などの電気関係がトップで、コンロ、ストーブと続くという。

 過去に北見市内でも焼損事故があった互換バッテリーについて「保護回線がよくなかったようで、充電中発火、火花が出た。安価で買いやすいものにはリスクがあるので、考えて」と注意をうながした。

 また、コンセントやプラグなども発火の恐れがあり、過去には古い扇風機で火災になったり、エアコンも掃除をせずにごみをためてしまうと火災の危険があるということを説明した。

 火災実験の動画を上映。火災から避難する時は煙を吸わない意識を持ち、煙を出火室や階段室のドアなどに閉じ込めて拡散防止、脱出ルートの確保することが大切であるとし、2分を超えると煙が充満して脱出できなくなるため、2分以内の避難の大切さを語った。

 住宅用火災警報器の北見地区の設置率は83・1%(2023年6月現在)で全国を下回っている。消防組合内ではコンロ、たばこ、火花等で住宅用火災警報器が発報しており、火災警報器の設置を呼びかけた。

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