財務省北海道財務局北見出張所は、2023年10月のオホーツク圏経済情勢報告を公表した。総括判断は、7月判断に続き「持ち直しつつある」とした。
個人消費は猛暑の影響で飲料品が好調
個人消費では、猛暑の影響で飲料品や冷菓の動きが良く、惣菜や冷凍食品も引き続き堅調に推移。生活関連では「巣ごもり需要」のはく落や物価高騰に伴う節約志向の高まりで前年並み。衣料品は、一部商品は好調だったが、普段着の動きが鈍く前年を下回った。新車登録台数は、半導体不足の緩和などで持ち直しつつある。
観光入込み前年を上回る
観光は、空港利用客数で各路線に持ち直しの動きが見られ、前年を上回った。主要観光施設入込客数と知床宿泊者数は、行動制限の緩和効果などで好調に推移し、前年を上回った。