陸上自衛隊美幌駐屯地の「二十歳の集い」が10日、駐屯地で開かれた。2023年度中に20歳を迎える隊員が、先輩隊員や関係者らの祝福を受け、さらなる成長を誓った。
20歳を迎える隊員は、男性28人、女性3人で計31人。集いには教育などで不在の14人を除く17人が参加した。部隊長や来賓ら総勢約50人が参加して祝賀会食が開かれ、赤飯やチーズメンチカツ、流氷ゼリーなどの特別な献立を味わった。会食中には、家族が隊員に宛てたお祝いメッセージが読み上げられた。
河村友則司令は祝辞で「親は子を思っています。手紙や電話、メールが来るだけでうれしいもの。親孝行をしっかりして。感謝と謙虚な気持ちを忘れない大人になってほしい」と祝辞を送った。陸上自衛隊美幌駐屯部隊充実整備期成会会長の平野浩司美幌町長が、隊員にFSC認証材を使ったペン立てを手渡した。
隊員の代表が「皆さまに支えられて今日という日を迎えることができ、感謝の気持ちでいっぱいです。大きな節目を迎え、周りをしっかり見ながら働いていきたい。決意を忘れず、精進して参ります」と力強く述べた。(浩)